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温湿度試験

温湿度試験とは

部品や部材、製品などが周囲の温度や湿度に対してどの程度耐性があるのかを評価する試験です。電子製品や電子部品、車や航空機の部材など適用範囲は多岐にわたります。温湿度試験には、温度変化と湿度に対しての耐性を評価する「温湿度サイクル試験」、結露に対する耐性を評価する「結露凍結試験」などがあります。

「温湿度サイクル試験」は、高温環境と低温環境の状態を人工的につくりだし、対象品に繰り返し温度差を与え、温度変化と湿度に対しての耐性を短時間で評価します。「結露凍結試験」は高温環境に対象品をさらした状態で湿度をコントロールし、結露に対する耐性を評価する試験です。

温湿度試験の試験事例

高温・高湿度環境下における長時間の振動試験

  • 試験目的:自動車部品における高温・高湿度環境下での振動への耐久性を評価するため。
  • 対象品:自動車部品
  • 試験条件:【振動条件】SINE振動(50~2000Hz、20G)
    【試験温度】-40℃~+120℃
    【試験湿度】65%RH~95%RH
    【試験時間】600時間

中央加振法による高温下での振動減衰測定

  • 試験目的:恒温槽を有する振動試験機を使用し、試験温度ごとに中央加振法により周波数応答関数を測定する。半値幅法により材料の損失係数または減衰比を求める。
  • 対象品:アルミニウム2021、樹脂材PPS、試験片サイズT2mm×W20mm×L250mm
  • 試験条件:【試験温度】-40℃、25℃、70℃
    【振動条件】中央加振法

車載デバイスの複合環境試験

  • 試験目的:寒冷地での走行を想定した複合環境試験を実施し、破損・導通不良などを確認する。
  • 対象品:車載デバイス
  • 試験条件:【加振方法】正弦波掃引ランダム加振
    【試験温度】温度サイクル条件に従う

環境試験はトータルで対応できる会社へ

環境に対する部品や部材、装置などへの耐性はさまざまな角度から評価する必要があるので、環境試験も一つの対象品に対して、さまざまな種類の試験を実施しなければなりません。よって、受託試験をお願いする際は、対応幅が広い会社へお願いしましょう。当サイトでおすすめする振動試験受託サービス業者2社の対応範囲を掲載しますので、ぜひ参考にしてください。