振研には2つのテストセンターがあり、そのうち神奈川県相模原市の藤野テストラボは2021年6月30日にISO/IEC 17025:2017の試験所認定を取得しています。
認定範囲となっているのはM21電気試験。
M21の分野における環境試験と正弦波振動試験も含まれます。
振研自身が振動試験装置の開発を手掛けるメーカーであり、試験品質も信頼できます。
振研の公式HPを見ると、受託試験サービスではIMVとコラボレーションしていることが記載されています。
大型振動試験装置や制御ソフトでIMVの製品を使うことで、対応できる試験範囲を拡張。
振動試験装置として見れば競合ともいえる存在でも受託試験サービスで必要性を感じて提携できるのは柔軟性の表れといえそうです。
振研公式HPで受託試験サービスに関する「よくあるご質問」を見ていくと、納期と費用に関連する項目があるので、一部を整理して紹介します。
一般的な納期目安は単軸が最低3~4ヶ月、多軸が最低6ヶ月。納期の希望がある場合、調整もしてくれるとのこと。
費用は、1検体でも割増料金なしで対応、多数個だとボリュームディスカウントが適用されるケースもあるとしています。
全2箇所
東京都八王子市と神奈川県相模原市にテストセンターを持ちISO/IEC 17025:2017試験所認定を取得する振研の振動試験受託サービス。
このほか、国内にテストセンターを持つ振動試験受託サービスの会社は実は複数存在します。当サイトではそれらを調査してそれぞれ特徴をまとめ、にしました。
下のリンクからご覧ください。
2022年4月現在、振研の公式HPに掲載されている「受託試験について」のページでは振動試験についてのみ紹介されていました。
恒温槽を組み合わせた振動試験は対応試験機がありますし、「よくあるご質問」ページでは規格にない試験の相談もできるとのこと。
振動試験にプラスしたい項目がある場合、問い合わせてみることをおすすめします。
振研のテストセンターは神奈川県相模原市と東京都八王子市の2ヶ所。
相模原市の藤野テストラボは試験所認定も取得しているので、関東圏の企業が振動試験を依頼するなら、まず藤野テストラボを候補に入れてもいいでしょう。
分野でいえば自動車関連に代表される交通・運輸関連などで大型振動試験装置を必要とするケースには特におすすめ。
もちろん、振動試験自体は小型から大型まで、幅広く対応していることはいうまでもありません。
当サイトでは国内にテストセンターを所有していて、振動試験受託サービスに対応している会社をリサーチしてみました。
その中でも特に注目すべき2社として、高難易度の試験でも頼りになる会社と、試験のサービス品質を落とすことなく納期の相談がしやすい会社を取り上げて、両者のおすすめポイントを紹介しているので、そちらもご覧ください。