EV部品の振動試験には、大型の重量物に耐えられなければならないとの問題点があります。しかし提供されている振動試験機の中には、重量物にも耐えられてEV部品にも適したタイプもあるため、これから振動試験機や振動試験受託サービスの導入を検討されているならEV部品対応の振動試験機についても知っておいてください。
EV部品への振動試験を行う際には、大型の試験機が必要となることが大きな問題点となります。EV車に使われる部品がどれほど軽くなったとしても、自動車自体はかなり大きな重量物であるためです。また試供品も大型であるため、加振力が大きい試験装置が求められるのも理由のひとつとなります。
現在ではEV部品を含め、包装貨物や鉄道車両部品、航空宇宙産業にも振動試験が用いられていることから、試験機の大型化はより進んでいるとされます。そのためEV部品に対応できるサイズの振動試験機はかなり多いはずです。
EV/HEV部品は構造が複雑なため、振動試験において精度の高い結果を得るのは簡単ではありません。しかしご紹介する振動試験機では、EV/HEV部品に適したサイズのテーブルにして、高周波での試験にも対応できるようにしました。加振力が大きな試験や、重量があるものの試験も可能です。
EV/HEV部品の振動試験における精度の問題に頭を悩ませているなら、EV/HEV部品専用とも言える振動試験機を導入するのも良い方法だと言えます。
EV車向けのラトルノイズ用試験装置です。EV車には静音性が求められがちであり、ラトルノイズの発生を抑えることは課題とも言えます。しかしEV部品においては試供品でも大型であり、ラトルノイズ試験装置にも加振力の大きさが求められるのが現状です。
そこで重量物にも対応できる大型のラトルノイズ試験用装置を開発しました。ネオジウム磁石を使用した回路で、発熱を抑えることで冷却の必要性を抑えた装置です。そのため装置自体も静音となっています。
これまでの高周波振動試験機は単軸振動が主流でしたが、こちらは3軸の振動試験機です。3軸同時振動試験にすることにより、車が走行する実際の環境で発生しうる振動を再現しやすくなりました。もちろん室内試験で再現可能です。
EV部品をはじめHEVモーター、インバーター、ECU、PCUなどの電子部品の試験が行える製品です。より高い精度で試験を行いたいとのニーズに応える振動試験機となっています。
振動試験機の中にはEV部品への対応力を高めた製品もあります。重量物に対応しており、さらに走行時の振動を再現しやすい工夫が施されているものもありました。
当サイトでは振動試験機の基礎知識について、わかりやすく解説したページがあります。振動試験機や振動試験受託サービスの導入を検討されているなら、基本的な知識があった方が選びやすくなるはずです。当サイトを参考にして、ぜひ自社の用途に適した振動試験機を選んでください。