振動試験受託サービス提供会社

振動試験の使用用途

振動試験は、振動試験機を用いて行う検査で、振動試験機によって振動を作り出して製品に加えることで、振動や衝撃によって製品が破損したり、品質を損ねたりしないか検査します。具体的には、自動車・船舶・航空機などの部品、電子部品の振動耐久試験、半製品段階での生産ライン検査、建築やガス機器などの耐震検査、家電やOA機器などの輸送梱包試験などがあります。振動試験は対象となる製品によってそれぞれ規格が定められており、最適な振動試験機を用いて検査しなければいけません。

振動試験の原理

振動試験に使用する振動試験機は、大きく分けて「機械式振動試験機」「油圧式振動試験機」「動電式振動試験機」「サーボモーター式振動試験機」の4種類があります。

機械式振動試験機はモーターを駆動力として起こした回転運動を、往復運動に変換します。安価で入手できる振動試験機ですが、他の方式と比べて制御性が高くありません。

油圧式振動試験機は、油圧ポンプによって機械動力を油圧動力に変換し、振動を生み出す試験機です。ロングストロークや加振力が必要な検査に適していて、地震を想定した検査や輸送時の梱包試験にも用いられます。

動電式振動試験機は、磁界に置いた駆動コイルに電流を流すことで発生するローレンツ力を駆動力としています。機械式や油圧式より振動数の幅が広く、安定した振動を作り出せます。

サーボモーター式振動試験機は、サーボモーターリニアアクチュエータを駆動力とする振動試験機です。振動の精度が高いのが特徴ですが、搭載荷重が油圧式ほど大きくなく、振動数が動電式振動試験機ほど高くありません。

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