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振動試験機のレンタル方法とかかる費用

振動試験機のレンタルサービスとは?

振動試験機のレンタルサービスとはどのようなものか、サービス内容についてご紹介します。

試験品にあった振動試験機のレンタルが可能

振動試験機のレンタルサービスでは、試験品にあった製品のレンタルができることが多くなっています。そのためたとえば、振動試験機を常に利用するわけではない場合でも、試験代行費用や試験費の導入コストを抑えながら試験を実施可能です。試験品にあわせて専用治具を用意してもらえることもあります。

レンタル・設備貸しを選べる

振動試験機を一時的に使いたい場合、試験機自体をレンタルするのではなく、試験を行う場所や設備そのものをレンタルしたいということもあるはずです。

振動試験機レンタルサービスでは、指定の場所に試験機を送付するサービスとともに、振動試験機を利用できる場所と設備のレンタルサービスを行っているところもあります。試験のために設備を設置する場所がないという場合でも、このようなレンタル形式であれば利用しやすくなります。

受託試験よりもコスト削減が可能

振動試験機のレンタルサービスを利用すると、振動試験機受託サービスよりも低いコストで試験ができることがほとんどです。受託試験と比べて人件費などのコストがかからず、装置費用や基本料金だけで利用できるため、コストを抑えながら試験を行いたい場合にも適しています。

振動試験機のレンタルの費用

それでは振動試験機レンタルサービスの費用はどれくらいになるのでしょうか。具体的には20,000~60,000円が目安の料金となります。

しかしレンタル費用やレンタルできる日数は業者により違い、基本料金や送料の有無、料金体系なども業者ごとに違います。もちろんレンタルを希望する振動試験機の種類によっても料金が変わるため、事前に他の業者と料金を比べて、コスト面も考慮しながら検討するようにしてください。

振動試験機レンタルの方法

振動試験機をレンタルする場合、次のような流れで行います。

  1. 問い合わせ・見積もり
  2. 契約・発送
  3. 試験
  4. 返却
  5. 請求

振動試験機のレンタルは、まずは問い合わせから始まります。希望する振動試験機の在庫があるか、納期や料金はどのようになるかを問い合わせて、見積もりをとってください。そしてレンタル契約が成立したら、レンタル用の振動試験機が発送されてきます。試験を行って不要になったら返却しましょう。その後に利用料金の請求があります。

レンタル(自社試験)と受託試験はどちらが良い?

振動試験機をレンタルして自社試験を行おうかと検討した場合、振動試験受託サービスとどちらを選ぶべきか迷う方もいるのではないでしょうか。どちらにもメリット・デメリットがあるため、まずは特徴を把握してください。

    【自社試験の特徴】
  • 頻度高く試験を行う場合コストの削減が期待できる
  • 設計上の問題を見つけやすい
  • PDCAにより改善につなげやすい
  • 自社内で試験技術者の確保が必要となる
    【委託試験の特徴】
  • 試験頻度が低い場合はコスト削減につながりやすい
  • 試験装置のバリエーションが豊富に用意されている
  • 内容に適した装置で試験が行われる
  • 立ち会いに制限がある

以上のように、レンタルを利用する場合と振動試験受託サービスを利用する場合、それぞれにメリット・デメリットがあります。自社試験を行うか、それとも委託試験を利用するかは試験の頻度や内容により変わるはずです。

上記の特徴を把握したうえで、自社にとってどちらにメリットがあるかを考えてから選ぶようにしてください。