引用元:エミック 公式HP
https://www.emic-net.co.jp/
エミックはFシリーズに象徴されるように、長年にわたって定番製品を安定供給している実績がある一方、省エネ型や永久磁石型などの環境対策を意識した製品開発にも積極的に取り組んでいます。
製品ラインナップは多軸・小型・複合環境など幅広くカバーした上で、特別注文製品やシステム応用製品やカスタマイズ対応もしているのが強みです。
製造販売実績40年超のエミックの
スタンダード機種
エミックの振動試験機を象徴する存在ともいえるのがFシリーズで、スタンダードタイプの位置づけ。
エミック公式HPの記載で「製造販売実績40年を超える」と表記されていることからもわかるように、長年にわたって振動試験機としてニーズを満たしている製品ともいえます
振動数20~80Hz前後の高速度振動試験に対応
エミックの振動試験機の中で
FHシリーズは高速度仕様の製品。
加振力8.5~60.0kNをカバー、振動数20~80Hz前後で高速度の振動試験をするといったニーズにマッチします。FHシリーズはFH-8K/51Sを含めて15機種バリエーションがあります
従来機種比較で最大約36%の省エネ効果も期待
エミックが開発した進化系省エネドライブシステム、ECO Vibe Advanceを搭載した振動試験機がFXシリーズ。シリーズとしてのセールスポイントも省エネで、FX-16K/56は同社FH-16K/56との比較で最大約36%の省エネ効果も期待できるスペック的アドバンテージを持っています
ニーズに応じて、振動試験機を適宜チューンナップして実地での運用をサポートするエミック。
エミックをはじめとした日本国内の振動試験機メーカーはそれぞれがマーケットニーズを見据えて、スペック向上など製品の研究開発にしのぎを削っていることもあり、スペックで大差があるわけではありません。
導入企業としては予算やスペース、スペックなどを加味して提案内容を比較するのが賢明であり、当サイトでは日本の振動試験機業界で要チェックの2社を紹介しています。
エミックのルーツを辿ると、法人設立は1971年ですが、多用途振動計・動電式振動試験装置を開発するメーカーとして事業をスタートしたのは1963年のこと。振動試験機として長年の実績があり、自動車や航空宇宙、電気・電子など幅広い分野で導入されています。
エミックはメーカーとして各種保守サービスを提供しているのに加えて、技術相談やセミナーといった形で技術面でのフォローアップも実践しています。また、既存振動試験装置をリニューアルするモダニゼーションでは、最新機種への更新やオーバーホールなどに対応しています。
エミックでは受託試験サービスも請け負っています。試験のプランニングや専属スタッフによるサポート、試験ソリューションを提供するなど、ニーズに合わせて必要なサービス対応を行っています。受託試験センターは国内9ヶ所、海外1ヶ所展開していて便利です。
富山県産業技術研究開発センターは製品化に必要な研究開発のための試験研究設備を備えています。特に高岡市に設置されている「ものづくり研究開発センター」では高度な研究開発ニーズに対応。
さらには2018年に製品機能・環境負荷評価ラボが新築された際に、エミックの大型複合環境試験装置が導入されました。
複合環境試験のニーズはとても高く、特に試験依頼は2か月先まで予約が入っている状況も珍しくないとか。
加振を伴わない試験のニーズもあるようですが、やはり大型振動試験機による振動試験のニーズが高いようで、それらを中心に特殊環境の赤外線照射も行っています。特に赤外線照射は特殊なニーズであることから、使用頻度こそ少ないものの、他に依頼できるところが少ないことから依頼をもらうことも多いようです。
自動車部品産業や機械部品産業など、県内の企業から多々頼られているとのことです。
社名 | エミック株式会社 |
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本社所在地 | 東京都品川区西五反田2-27-3 A-PLACE五反田3F |
営業時間 | 10:00~17:00、土曜・日曜・祝日定休 |
電話番号 | 03-3494-1221 |
URL | https://www.emic-net.co.jp/ |