エス・テックは、業界のリーディングカンパニーを目指している振動・衝撃試験機の開発メーカーです。取引先は上場企業が中心。自動車業界向けの衝撃試験機から振動試験機、人体模型、加速度試験機、超振機などさまざまな分野の設計と製作を担っています。
UB加振機とCAM加振機を備える多機能な振動試験機
写真機や自動車部品など「50kg以下」の製品や包装品を試験できる振動試験機です。加振方式として「UB加振器」と「CAM加振器」を備え、UBでは運転中連続可変、CAMでは停止中連続可変と、それぞれ振幅変更ができます。また振動数4200cpmまでの試験を可能とし、運転中に振動数を連続的に変更できるのも特徴です。
試験機業界で多くの開発実績を誇った伊藤精機株式会社の図面資料を継承しているエス・テック。培った経験と実績をもとに、自動車・エレクトロニクス・電気機器・精密機器など多種多様な工業製品の耐久試験に対応する振動試験機や超振機、および各種衝撃試験機を提供しています。現状に満足することなく、新たな技術や製品の開発にも取り組んでいるため、クライアントの多岐にわたる要望に応えることができる会社です。
国内基準および自動車アセスメント(JNCAP)や欧州のEEVC/WG17に準拠した試験を行うことができる衝撃試験機です。この試験機では、頭部や脚部の模型を使用して、フリーフライト方式で衝撃試験を行います。シリンダーによる圧力制御で精度の高い再現が可能です。また、射出方向や射出位置は遠隔操作によって電気的に制御でき、供試車体の設定に応じた柔軟な試験が可能です。
SAE規格に基づいて開発された自動車機器向けの試験装置です。近年の自動車用ライトの大型化により、従来の試験機では適切な試験が困難だったため、この新しい試験機が開発されました。振動数と振幅は一定であり、試験はSAE規格に準拠しています。単相コンデンサ始動型電動機を使用しており、事前に設定した回数で自動的に停止する機能も備えています。
C-J577-VS-WもC-J577-VSと同様に、SAE規格に基づいた振動衝撃試験機です。特に大型化が進む自動車ライト向けに最適化されており、供試品がローリングすることなく安定した試験が可能です。設定回数での自動停止機能も同様に備えています。
自動車用ランプの大型化に伴って開発された試験装置です。供試品の取付テーブルが広くなっており、最大50kgの供試品に対応可能です。カム機構によって板バネを押し上げ、供試品を上下方向に振動させることで、振動と衝撃が複合した波形を再現し、ランプの耐久性を確認することができます。
自動車や鉄道車両の部品、電気機器に繰り返し衝撃を与える耐久試験を行う装置です。衝撃テーブルに供試品を固定し、カム機構で上昇させて自由落下させることで衝撃を与えます。さらに、加速ばねを用いることで衝撃加速度や衝撃作用時間の調節が可能で、広範囲な試験条件に対応できます。空気ばねの衝撃絶縁装置があるため、基礎工事を大きく必要としないという利点も持っています。
FMVSS No.201、203、およびECE No.21に規定された自動車室内の安全試験を行うために設計されています。頭部模型振子装置や水平射出装置を装着しており、供試品架台の前後および回転操作が可能です。射出シリンダーには油気圧式の加速シリンダーを使用しており、試験の精度向上が図られています。
弾性パッドや鉛ペレットを使用して落下台を加速落下させ、供試品に衝撃を加える試験装置です。この試験機は、JIS、MIL、IECといった各種規格の許容公差を満たし、高周波およびひずみの少ないきれいな衝撃波形を再現することができます。また、衝撃絶縁装置が付属しているため、新たに基礎を作る必要がなく、設置が容易です。
エス・テックでは、「EX-400R」「TC-1000VF 瞬発振動試験機」「UB-1600VF(UB有・CAM無)」「UB-200VF(UB有・CAM無)」「UBC-5VF(UB・CAM有)/UB-500VF(UB・CAM無)」などタイプの異なる複数の振動試験機を提供しています。それぞれ特長や機能に違いがあり、仕様も異なるため、ニーズに合った製品を選択可能です。
エス・テックの取引先は、国土交通省やJAXA(宇宙航空研究開発機構)、ダイハツ、マツダなど、有名企業や公的機関が多いです。このことは、エス・テックの技術やサービスの品質がハイレベルであることの証左といえるでしょう。
社名 | 株式会社エス・テック |
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本社所在地 | 埼玉県比企郡嵐山町大字勝田85 |
営業時間 | 受付時間:8:30~12:00/13:00~17:30(土日休業) |
電話番号 | 0493-62-4505 |
URL | http://www.s-techinc.co.jp/ |