小型振動試験機とは、名称が示すように振動試験機を小型にしたものです。振動試験機に限らず、日本メーカーは機器を小型化することに長けています。
技術力があるからこそですが、振動試験機に関しては大型化が進行しています。これは包装貨物、鉄道車両、航空宇宙産業や耐震建築など、大型の対象物からのニーズが高まっている点が挙げられます。
一方で、小型化のニーズも高まっています。気軽にテストしたいもの、小型のものをテストしたいとのニーズから、ハンディタイプの振動試験機や卓上型振動試験機が登場しています。
また、ねじのゆるみ試験に関しても小型のものが登場しています。大がかりな試験だけではなく、小型の試験機でこまめに試験をとのニーズが高まっているからこそ。つまり、大型のものから小型のものまで、振動試験機そのもののニーズが高まっていることが伺えます。
小型振動試験機を扱っている会社について、いくつかご紹介します。
小型で高性能な振動発生機です。振動計の校正や機械インピーダンス測定が行えます。世界で初めて可動部にセラミックを採用したことで、高振動数の振動を可能にした点も特徴。1963年の創立以降、民間企業だけではなく公官庁や研究機関、国公立大、さらには海外への納入実績もあるメーカーです。
小型・静音タイプではありますが、本格的な試験にも対応できる小型振動試験機です。 冷却用のファンを内蔵していることから自然空冷に対応している点、中心位置決めが自動で行える点や磁器回路に永久磁石を使用。他にも防振パットを内蔵している点や配線が簡単に行える点、高効率かつ省スペースなどの点を強みとしてリリースされているモデルです。
小型なだけではなく、省電力・低騒音の振動試験機です。 加振力は9.8Nと49Nで、制御無しのシンプルオペレーションとなっていることから簡単な操作が可能です。 また、振動試験だけではなく医療機関にて神経系機能回復に、食品や工業製品では粒状にしたり、攪拌機器や超高速シャッター、白蝋病の検査など、さまざまな用途に使用されています。正確な振動による再現性の高さを目指しています。