引用元:IMV 公式HP
https://www.imv.co.jp/
IMVの振動試験機は汎用型・小型などの大分類が5種類、その下層では汎用型振動試験機だけで5つのシリーズがあり、Aシリーズをはじめ複数機種を取り揃えています。ハイスペック機種もあれば、温湿度環境振動試験機のような複合環境対応機種もあるなど、多様なニーズに対応しています。
IMVがイチオシ製品とするハイグレード振動試験機
IMVの公式HP上で「イチオシ製品」として挙げられていて、ハイグレードタイプと位置づけられているのが振動試験機のAシリーズ。Aシリーズの中でも一番コンパクトな筐体を持つのがA11/SA1HAMです。 IMVの従来機種と比べて、試験用途が多様で高精度試験も可能となっています
15年以上の販売実績を持つスタンダード振動試験機
i210/SA1AMとi220/SA1AMの2機種とエコタイプの計3機種が選べるiシリーズはスタンダードタイプの位置づけ。公式HP上では「15年以上の販売実績を誇る」と表記されるほど、カタログ落ちせずに長期間マーケットニーズに応えているロングセラー製品といえます(2022年4月調べ)
大速度・大変位での試験に適した最大試験可能範囲
IMVの製品ラインナップ中、大変位タイプ振動試験機とされるのがJシリーズ。
下記スペックでも一目瞭然、最大変位(正弦波) は100mmp-pとなっています。Jシリーズは大速度・大変位用途の機種ですが、操作性などは定番のiシリーズと同等です
1957年設立のJASDAQ上場企業で振動試験に関連したトータルソリューションを提供するIMV。
IMVをはじめとした日本国内の振動試験機メーカーは、クライアント企業のニーズに応えるべく、スペック向上をはじめとして製品の研究開発に注力していて、スペックで大きな違いがあるわけではありません。
導入する側の企業として注目すべきは予算やスペース、その上でのスペックであり、トータルの提案力で比較したいところ。当サイトでは日本の振動試験機業界で特に注視すべき2社を紹介しています。
振動試験機にプラスしてハードとソフトを一体化した振動制御器も提供していますし、振動計や地震計、信頼性評価試験装置なども製品としてラインナップ。振動試験に関連する様々な製品を幅広く取り揃えているのは強みです。
IMV はISO/IEC 17025:2017認定取得をしている、信頼に足る校正機関でもあります。ループ校正にも対応できますし、MIG(マイグレーション)受託試験や振動関連の施術支援ソリューションも手掛けるなど、技術面でも頼りになります。
IMVの設立は1957年。振動試験の関連事業を幅広く手掛けていて、JASDAQ市場に上場している企業。振動試験装置の省エネ対策に注力するなどSDGsへの取り組みにも積極的な姿勢を見せています。
インターステラテクノロジズ(IST)はロケット開発企業です。
民間企業としてロケットの開発や製造、打ち上げの開発に力を入れており、小型で世界一低価格なロケットを作ることを目的としているのですが、評価設備がなければ開発がスムーズに進まないことが判明。
それまでは北海道の公的機関を利用していたものの、スケジュール調整が難しい点、移動に工数がかかる点など、効率が悪いことから開発の中でボトルネックとなっていたようです。
そこで自社で評価設備を保有したいと考え、IMVに相談。
IMVでは振動試験支援や試験方法のアドバイス、さらには宇宙空間に到達するまでの振動を再現できる装置を導入。これにより、外部機関を利用していたころと比べてその場で評価ができるようになり、インターステラテクノロジズ(IST)の元々の強みであったスピーディーな開発・製造が行えるようになったとのことです。
振動診断を効率的に行うための解析装置です。この装置は、多様な振動ピックアップや電圧信号の接続に対応し、振動診断に必要な解析演算を内部で処理します。さらに、解析結果をCSV形式で保存し、クラウドなどで集積・グラフ化が可能です。
ISO振動評価基準に基づいた振動計で、回転機械の故障予知を簡単に行える製品です。初心者にも使いやすい設計がされており、ボタン一つで振動値を診断することが可能です。
ポータブル振動計としては初めてWiFi通信機能を搭載した製品で、高速な通信と強力なデータ処理機能を持っています。これにより、従来の振動測定では難しかったシーンでも、精度の高い測定が可能です。
加速度・速度・変位のOA値を同時に測定できる振動計です。これにより、従来よりも効率的に振動測定が行えます。
最大16チャンネルの波形をリアルタイムで表示し、FFTや波形解析を行うことができるシステムです。直感的に操作できるため、データ収録や解析がスムーズに行えます。
サーボ式加速度ピックアップを使用して、振動信号の最適化を行うシステムです。FFTアナライザとの連携により、詳細な振動解析をサポートします。
小型で耐衝撃性に優れた地震計で、SI値(Kine)および加速度(Gal)を同時にアナログ出力する機能を持っています。この製品により、新たなネットワーク構築が可能となります。
直感的な操作を可能にするタッチパネルを備えた装置で、地震発生時のデータ表示や警報出力を簡単に行うことができます。
高精度なサーボ検出器を内蔵し、屋外や粉塵の多い環境でも使用できる防水構造を持っています。
カラータッチパネルとメニュー表示を採用し、地震データやシステムの状況をわかりやすく確認できる地震監視システムです。
振動試験において、精密な制御と操作性を兼ね備えた「K2」は、初心者にも使いやすい設計が施されています。
K2は、分かりやすいアイコンを用いたユーザーインターフェースを採用しており、初めて操作する人でも直感的に利用できます。また、「簡易定義」機能を使うことで、試験設定が短時間で完了し、効率的な作業が可能です。
「Webモニター」機能により、LAN接続されたPCで試験の進行状況をリモートモニタリング可能です。さらに、試験結果をWord形式で保存できる「レポートジェネレーター」や、試験スケジュールを設定する「スケジューラ機能」が搭載されています。
24ビットA/D、D/Aコンバータを採用することで、高精度な制御を実現しています。また、ハードウェアミュート機能により、万が一のトラブル時でも迅速に出力信号を遮断可能です。
加振中の異常や試験終了をメールで通知するE-Mail配信機能を搭載。試験結果や条件をCSV形式で保存することで、データの分析や管理が容易になります。
「K2+」は、K2の優れた操作性を引き継ぎつつ、新たな機能を追加したモデルです。
LANケーブルで接続するだけで簡単に利用できるEthernetインターフェースを採用。さらに、オプションのTCP通信サーバーを使用することで、独自のソフトウェアからK2+を操作することも可能です。
試験中にPCの接続を外したり再接続したりできる設計により、現場での柔軟な対応が可能です。PCが接続されていない場合でも、安全停止ボタンで試験を中断できます。
チャージアンプやIEPE電源を内蔵し、シグナルコンディショナが不要です。また、TEDS対応センサを利用すれば、感度の自動設定が行えます。外部機器への信号出力が可能なモニタ出力端子も備えています。
32ビットADCおよびDACにより、広いダイナミックレンジを実現。Webモニター機能やiMV cloudとの連携で、リモートから試験状況を監視できます。
試験結果をVDF形式で保存し、専用ソフトでの解析が可能です。また、ハードウェアミュート機能を備え、トラブル時にも即座に対応できます。
社名 | IMV株式会社 |
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本社所在地 | 大阪府大阪市西淀川区竹島2-6-10 |
営業時間 | 公式HPに記載なし |
電話番号 | 06-6478-2565 |
URL | https://www.imv.co.jp/ |